第14弾 デビットカードのキャッシュアウトサービス解禁へ

デビットカードの新しい利用方法が、日本でも解禁される見通しになるといわれています。そのデビットカードの新しい利用方法を「キャッシュアウトサービス」といい、解禁されると代金決済時に預金も引き出すことができるようになります。

今回、金融庁の金融審査会議が、解禁する場合の条件整備策を検討することなり、もし政省令の改正で解禁可能となれば、早ければ2016年度上期中にもキャッシュアウトが解禁される見通しとなっているようです。

キャッシュアウトとは?

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欧米ではデビットカードの使い方の1つにキャッシュアウトというものがあります。買い物するときにレジでデビットカードによる支払いを行うと同時に、現金も引き出せるシステムがあるのです。

《例》買い物でデビットカードの支払額が4万円の場合、それとは別に1万円の引き出し(キャッシュアウト額)を申請すると、合計4万円で決済され、その場で1万円が現金で支払われるというものです。

キャッシュアウトサービスが注目される理由について

近年、高齢化社会、過疎化社会といわれる日本では、キャッシュアウトが利用できるようになると、地方などのATMの台数も少ない地域では利点になるのではと考えられます。実際に地方では金融機関の数も減ってきているのが現状です。ATMの数が増えれば問題は解消するように見えますが、金融機関も採算を考えるとなかなか踏み切れないのでしょう。

こうした地方での問題に、このキャッシュアウトが一般化すればATMを設置しなくてもいいことや、店舗の売上げもあがる可能性などを考えると、大きなサービスと考えることができるでしょう。

キャッシュアウトサービスの考えられる問題点について

お店側としてはレジに現金を常にプールしておかなくてはならならず、また、お年寄りのキャッシュアウトに対する理解が進まなければ、詐欺にあう危険性もでてくるのではと懸念されています。

キャッシュアウトサービスのメリット

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手数料が不要

ATMでは時間外利用や他行ATMの引き出しに手数料がかかりますが、キャッシュアウトサービスではキャッシュアウト額が決済手数料に含まれているため、手数料がそもそもかかりません。

ATMがない場合や稼働時間外に現金が必要になった場合にも活用できます。デビットカードを使える場合に限られますが、使用できるところでかつ時間内であれば、原則いつでも現金を引き出すことができます。

 

いかがでしたか。意外と知られていないデビットカードですが、キャッシュアウトサービスはデビットカードの機能性向上から金融界が長年政府・金融庁に解禁を要望してきました。デビットカード決済のできる店舗は現在全国33万ヵ所ほどですが、そこに多くの加盟店をもつクレジット会社が参入となれば、デビットカードは一気に広まるのではないでしょうか。

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