第24弾 夫婦で借りる住宅ローン

共働きの家庭の増加により、住宅ローンを2人で借入するご家庭が増えてきています。2人で借入をすることにより、ご主人1人での借入では希望額に届かなかった場合でも、収入を合算して借入可能額を増やすことができます。現在の住宅ローンではこうした2人での借入にて契約する世帯が、全体の2割を超えているといわれています。

 

■ 収入合算で住宅ローンを借りる3つの形

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収入合算での住宅ローンには、ペアローン・連帯債務・連帯保障の3つの形があります。どの住宅ローンを選択するかによって、住宅ローン減税、団体生命保険の適用、金利タイプや期間の選択が違ってきます。そこで慎重に考えたいのが、自分たちに合った住宅ローンの組み方を選択するということです。

 

■ それぞれの特性とメリット・デメリット

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《夫婦それぞれが別々の住宅ローンを組む方法》

夫は妻の借り入れに対して、妻は夫の借り入れに対してお互いが連帯保証人となます。返済が出来なくなった場合は返済の責任を負い、土地、建物の持ち分はローン金額を含めて支払った金額の割合で登記する事が基本です。

 

メリット … 住宅ローン減税が夫婦それぞれ受けられる。 金利タイプと期間の組み合わせが出来る。

デメリット … 事務手数料が2人分かかり、夫または妻に万が一のことがあった時でも全額住宅ローンがなくならない。

 

《1つの住宅ローンに対して夫婦それぞれが全額の債務を負う契約》

妻も夫と同じ責任を負うこととなり、金融機関からは夫に対するのと同様に返済が求められます。一般の金融機関では連帯債務の形での取り扱いは少なく、フラット35が代表的です。

 

メリット … 住宅ローン減税が夫婦それぞれ受けられ、多くの場合、夫が万が一の際は残債がなくなる。

デメリット … フラット35の場合、団体生命保険料が別となり、一般の金融機関での借り入れより金利が高い事が多い。

 

《夫のみが債務者となり、妻は夫が返済しなかった場合に夫に代わり返済する責任を負う契約》

あくまで夫1人の住宅ローンで、妻が連帯保証人となる借り方です。多くの金融機関はこのタイプが一般的といえるでしょう。

 

メリット … 夫の万が一の際は残債が全てなくなる。 団体生命保険料が金利に含まれる。

デメリット … 住宅ローン減税は夫のみに適用。

 

住宅ローンを組む場合、ついつい物件の金額だけを考えて購入してしまう方がいらっしゃいます。そのため、奥様の収入を合算することで、予算の幅が広がった金額で購入を検討されてしまう方も少なくないのではないでしょうか。ですが、多く借り入れが出来る一方で、出産、育児、両親の介護など、生活環境の変化により収入が減るなどのリスクも考慮することが必要です。夫婦のどちらかが働けない状態になっても返済していけるのか。団体生命保険はどのような内容か。住宅ローンを組んだ場合には、生命保険の見直しも家計において大変重要なるかもしれません。借りられる金額=返せる金額とは限りません。ご自身のライフプランに沿った予算を設定しなければならないことを忘れないでください。

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